令和2年度当初予算に対する要望書
令和2年度当初予算に対する要望書を福田知事に提出する。
予算要望は、令和2年度当初予算の概要について、1月16日・17日に執行部からヒアリングを行い、政調会を中心に十分議論し自民党として要望した。さらに、県民の安全・安心な暮らしの実現や、緊急的に必要なものを精査し「政調上乗せ」として要望した。
最優先課題は、令和元年度台風第19号被害からの復旧・復興を成し遂げ、県民の安全で安心な生活を一日も早く取り戻すことである。
県では、補正予算を計上し施設復旧等に鋭意取り組んでいるが、度重なる被災に不安を抱く県民の声に応えるためにも、とちぎ自民党として国の改良復旧事業が導入出来ない箇所についても、堤防強化などに重点的に取り組むよう、必要な予算措置を要望した。
また新年度は、第2期15戦略のスタートの年であり、未来技術の活用による地方創生の推進など、県政を取り巻く諸課題に積極的に取り組むよう要望した。
特に、第19号台風被害からの復旧・復興に向けて堤防強化緊急対策プロジェクト事業を設定。
緊急防災・減災事業について今後15年で300億の事業を実施するとの説明があった。
その中で堤防補強等に緊急に対応すべき箇所が600、事業費が90億円であることが判明したため、政調会としてはこの箇所を3ヶ年程度で重点的に取り組むべきとして、20億円の上乗せすることにより緊急防災・減災の予算を含めて30億を確保し新たに堤防強化緊急対策プロジェクト事業費を設定するよう要望した。
予算要望事項
1 令和元年台風第19号による災害からの早期復旧・復興に向けて
2 とちぎの未来創生に向けて
3 ブランド力の向上に向けた戦略的な取り組みについて
4 県内経済の活性化について
5 安全・安心な県民生活の確保に向けて
6 いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会の成功に向けて
7 保健・医療・福祉施策の充実について
8 力強い農林業の実現に向けて
9 環境対策の推進について
10 教育行政の推進について
予算要望額は、85重点事業 1,542億7,276万9千円、このうち政調会上乗せ要望額は、33億5,382万円となった。
政策要望については、
災害対応力の強化、国際戦略の推進、県内経済の活性化、安全・安心な地域社会づくり、保健・医療・福祉施策の推進、教育行政の推進、警察行政について、中核市宇都宮市との連携協働について等、10項目にわたり要望した。
加えて、2月以降開始されるCSF(豚コレラ)ワクチンの接種のついて、初回は県内全ての豚に接種しなくてはならず、その緊急性に鑑み初回接種の手数料を減免するよう申し入れました。
知事からは、養豚農家からの要望も踏まえ、初回接種の手数料のついては全額免除するという回答をいただきました。
初回接種分 310円×37万頭=1億1,500万円
県に対しては、円滑なワクチン接種に向け、着実に準備を進めていくよう改めて要望した。
知事要望活動後の記者会見の様子。